土地家屋調査士と測量士の違い？測量を行う点は同じですが、登記ができるかどうかです

土地家屋調査士は、土地や建物に関する調査や測量を行い、図面を作成し、不動産の表示に関する登録手続きを行う専門家です。
この資格を取得するには、国家試験に合格する必要があります。

試験は、例年10月第3週の日曜日に行われる筆記試験と、翌年1月中旬頃に行われる口述試験の2回に分けて実施されます。
合格率は8％～9％という非常に低い水準で推移しています。

試験を受けるための学歴や実務経験などは特に必要ありません。誰でも受験することが可能です。
ただし、不動産登記法に関する法律知識や、測量に必要な三角関数の計算方法など、高度な専門スキルを身につけないと合格できません。

国家試験に合格した後、各都道府県の土地家屋調査士会名簿に登録し、25,000円の登録手数料を納めることで、土地家屋調査士として働くことができます。

土地家屋調査士は、土地や建物に関する調査や測量を行い、図面を作成し、不動産の表示に関する登録手続きを行う専門家です。

代表的な仕事として、以下が挙げられます。
◆ 表題登記業務: 不動産登記に必要な情報を正確に反映させるため、土地や建物の測量・調査を行い、表題部を作成し、法務局への申請手続きを代行することです。
◆ 筆界特定業務: 土地と土地の境界が曖昧である場合、所有者間で揉め事が発生するケースがあります。そうした紛争を解決するために、所有者および関係者、外部専門委員の意見を聴取したうえで、現地調査や測量作業を実施し、筆界特定登記官が筆界を確定させます。

国家試験に合格した後、各都道府県の土地家屋調査士会名簿に登録し、25,000円の登録手数料を納めることで、土地家屋調査士として働くことができます。

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土地家屋調査士試験合格サイト 東京法経学院

土地家屋調査士と測量士は、同じ職業ではありません。以下にそれぞれの違いです。

◆測量士は、土地の測量を行う専門家です。道具や仕事風景、作業服などは土地家屋調査士と似ているため、見た目では判断が難しいかもしれません。
しかし、測量士は国交省の管轄であり、「測量の技術者」としての役割を担っています。
測量士は測量を行うだけであり、土地の登記は行えません。

◆土地家屋調査士は、土地や建物に関する調査や測量を行い、図面を作成し、不動産の表示に関する登録手続きを行う専門家です。
土地家屋調査士は法務省の管轄であり、「土地の境界・用途をはっきりさせ、登記をする人」としての役割を担っています。
測量士と異なり、土地家屋調査士は土地の登記も行うことができます。

このように、測量士と土地家屋調査士は異なる役割と業務内容を持つ職業です。
お互いの仕事を肩代わりすることはできません。

土地家屋調査士の試験日 2024

受験資格　どなたでも受験できます。
申込期間　 2024年7月24日(月)～8月4日(金)
試験日
　筆記試験 2024年10月20日(日)、口述試験 2025年1月23日(木)

筆記試験の結果発表等　2025年1月8日(水)午後4時

最終合格者発表 　2025年2月14日(金)午後4時　法務省ホームページ
官報への公告　　2025年3月7日(金)の官報に。

測量士、測量士補、一級・二級建築士の資格を所有していれば、「午前の部」の試験が免除されます。

測量士・測量士補試験　2024

受験資格　どなたでも受験できます。
受験願書受付期間　2024年1月
試験日　2024年5月19日(日)
　測量士試験 　午前10時～午後4時まで（午後0時30分～午後1時30分まで休憩）
　測量士補試験　午後1時30分～午後4時30分まで

合格発表
  測量士 2024年7月9日(火) 
  測量士補 2024年6月27日(木)

試験問題の形式
◆測量士
午前は択一式で、題数は計28問です。
午後は記述式。
◆測量士補
試験は択一式で、出題数は計28問です。

合格基準及び配点
◆測量士
午前は択一式で、１問当たり25点で700点満点です。
午後は記述式で、必須問題１題は300点、選択問題４題は各200点で700点満点です。
午前の択一式の点数が450点以上で、かつ午前の点数と午後の点数の合計が910点以上の者が合格となります。令和６年より測量士試験（午前の択一式）の合格基準を400点以上から450点以上へ変更。
なお、測量士試験における午前の点数と午後の点数の合計点の合格基準（910点以上）に変更はありません。

◆測量士補
１問当たり25点で700点満点です。450点以上の者が合格となります。

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